チハの架空国家2(再建)

1976年3月のイタリア革命で独立した。

モザイク国家で宗教的対立が激しい。ユダヤ教とイスラム教の対立は激しく、又ユダヤ教やイスラム教内部でも世俗派と保守派の対立がある。ユダヤ教には超正統派があり、超正統派の最右派であるナトーレー・カルタはユダヤ人地区の建設そのものに反対し、宗派別居住区の解体を目指すデモを度々行う。

アラブ人地区とユダヤ人地区、非民族地区が存在する。アラブ人地区はガザ地区、ユダヤ人地区は沿岸部入植地が存在する。

イスラム教徒アラブ人の要求により設置された。ガザ地区が該当する。政府は非民族地区の拡大を掲げており、抗議するアラブらと度々軍事衝突している。

アラブ人の襲撃に遭うユダヤ人入植者が政府に要請して設置された。ユダヤ教超正統派最右派のナトーレー・カルタは「ユダヤ人の解放はメシアによってのみなされる」としてユダヤ人地区解体を求めて抗議デモを度々行っている。沿岸部に位置するブネイ・ブラク地区が該当する。

ナツメヤシ、オリーヴ、オレンジ、レモン、ブドウが生産されている。
パレスチナ産ワインとレモネードはユーラフリカ連邦内で高い人気を誇る。

紅海付近に油田が存在する他、死海の岩塩は高級品として人気が高い。

政体は人民共和制。社会主義を目指す連立勢力が執権党として活動している。

共和国大統領は共和国の国家元首であり、国家を内外に代表する。中央執行評議会議長を任免する権利を持ち、中央執行評議会とともに行政権を行使する。人民の直接選挙によって選出され、任期は5年。再選は禁止されている。

共和国中央執行評議会は、人民議会の議決に基づいて行政を執行する機関であり、その成員は人民議会より選出される。共和国の最高執行機関である。大統領が評議員の中から議長を指名し、解任する。又、人民議会から執行評議会不信任を決議された際も、評議会は総辞職する。総辞職後再選出までの間は人民議会で全てを議決する。

共和国の立法府で国権の最高機関。厳正拘束名簿式比例代表制で選出される。任期は3年。立法権と施政方針決定権などの行政権大綱を握っている。中央執行評議会評議員を選挙するほか、中央執行評議会議長就任同意権、共和国大統領弾劾権、中央執行評議会不信任決議権など権力は強大。総議員の5分の1の要請・賛同によって、一度決議された議案の再審議が行われる。

パレスチナの政党は、「労働者階級を代表する公認政党」のみ存在している。政党の権限はあまり強くなく、選出基盤の人民の意見が重視されている。

公認政党の詳細は以下の通り。

党名	略称	代表者氏名	会派名	議席数	イデオロギー	備考
平和平等民主戦線	Hadash	メイル・ヴィルナー ジョージ・ハバシュ	平和平等民主戦線	350	マルクス主義、反民族主義、反シオニズム、無宗派、世俗主義、革命的民主主義	イスラエル共産党、パレスチナ共産党、パレスチナ解放人民戦線などの左翼政党の政党連合。
イスラエル労働党	ILP	イツハク・ラビン	シオニズム連合	70	労働シオニズム、人民共和制	ユダヤ人入植者の主流思想。
リクード-シャス-トーラ連合	L-S-T	メナヘム・ベギン	シオニズム連合	50	シオニズム、ユダヤ教保守派	ユダヤ教正統派や超正統派の支持を受ける。
第3の道	TW	ヤイル・リヴィ	世俗主義ブロック	30	世俗主義、キリスト教自由主義、イスラーム世俗派	ガザ地区の世俗主義政党。

大局的にはユーラシア連邦の方針に準ずる。

領内にユーラフリカ連邦軍のパレスチナ軍が駐留している。
パレスチナ評議会共和国軍は有事の際、パレスチナ軍の完全指揮下に置かれる。
新人民に対する徴兵制と人民の志願制の組み合わせ。
総兵力は50万人。

総兵力は30万人で、30個師団を有する。

総兵力は10万人で、10個任務群を有する。

総兵力は10万人で、10個師団を有する。

ユダヤ人が40%、アラブ人が56%、アルメニア人が2%、その他2%。

中東地域特有の制度で、1976年イタリア革命を支持しなかったイスラム教保守派が該当する。
人民議会が「世俗化・民主化された人民」と見做すまで無期限の「人民化政策」の対象となっている。ユーラフリカ連邦各地の危険労働に従事する他、連邦軍中東軍の伍長以下の兵、中東各共和国の下士官兵として無期限徴用され、前衛部隊として人民軍を牽引する栄誉に浴する。